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いう特色ある発表だったが、大分や徳島ではどうなっているか、実態を出してほしい。そのことも組織充実という点で今後の中体連の歩みを決める1つの方向につながると思うのでお願いしたい。
徳島県 夏の全国大会予選を兼ねて、夏休みの最初の日曜日におこなっている。予選はウィークデーをつかい、各地でやっているが、大きな郡市は日曜日でないと審判を確保できないところもある。秋の新人大会は日曜日に実施している。
大分県 総体は夏休みの初めのウィークデーで、予選もウィークデー、駅伝もウィークデー、新人戦は各競技団体との関係で、土日の開催が基本だが、ウィークデーの場合もある。
司会者 滋賀のようにウィークデー開催のところはないか。あれば紹介してほしい。(3名挙手)
新潟県 中体連主催の大会はすべてウィークデー開催である。教職員の勤務、事故に対する問題等がネックになって、現在の段階では土日はいっさいできないというのが本音である。
福島県 1人で何種目でも出場できるようになっているので、7月に集中して陸上大会、水泳大会等やっている。2つの予選会を経てくることもあり、1週間くらい大会をやっている。5日制に伴い、学校サイドでは体育的行事を削減しているのに、中体連はなぜ平日に堂々と何日も大会をするのか、と責められている。平成10年度から、整理するということで準備検討委員会を組織している。
栃木県 年間3つの大会は、すべて平日にやっている。理事長は代々校長がやっている。18の専門部長もすべて校長、各地区の会長もすべて校長。校長会でも、大会が多すぎるとの声もあるが、現状維持ていいだろう、ということで課題はたくさんあるが、毎年検討しながらやっている実状だ。
司会者 組織と大会運営に関わって話を進めてきた。それぞれ各県で現在おこなわれているものが最良となっているのだろうと思うので、変えていかなければならないという問題ではないが、今後の参考になればと思う。では、もう1つの兵庫からの質問(強化合宿等の予算等について)に係わって話を進めたい。
徳島県 強化の遠征に関しては、九州へ3泊4日で自己負担は1万円ぐらいである。それ以外はそれぞれの学校の後援会等から集めた。私たちが補助した内訳は3種類ある。1つ目は、徳島剣道連盟からの補助で、企画書を持って依頼したが、なかなかおりなかった。九州へ行った時は、生徒12名分として30万円くらいだったが、指導者は自己負担せよとのことで、ワゴン車を使って移動し、新幹線の予算を遣い回したりもした。2つ目は、県体協より出る国体の強化予算。3つ目は、練習会を計画して参加費を1000円〜2000円くらい集め、そこでういたお金(1回で10万円〜20万円)を当てた。ふだん試合に出られない生徒のことも考え、底辺の生徒も自由に参加できるように案内を送り、約140チーム参加した。よって遠征は、ほとんど自己負担なしでできた、合宿は2泊3目で5000円〜7000円の自己負担。しかし、7割くらいの生徒は、学校の体育後援会から出してもらっていた。2つ目の質問の、優勝に関しては、平成5年度に那賀川中学校女子チームが団体優勝した。平成3年度までは、県下全部で取り組んだが、3年を過ぎた時点で補助金が出なくなった。県下の動きは終わったが、それに参加した教師の中で意欲を持ち継続して、それぞれの学校で、3年間に築いた人脈を利用し、九州・広島・兵庫に遠征を繰り返し、最終的に平成5年に全国優勝に結びついた。
兵庫県 体育協会の下部組織として各運動の連盟等あるが、そういった連盟と中体連とがタイアップしてやったのか。それとも、中体連独自でやったのか。
徳島県 中体連とは、係わらずにやった。学校とも係わらず(承諾を得る程度で)社会体育の一環としてやった。合宿など剣道連盟の中学部で動いた。
司会者 次は競技力向上に係わって進めたい。滋賀から問題点として、競技力のレベルが
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